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2024.09.09
ブログインドBIS認証制度について
電気製品のカテゴリーにより、違うスキーム(ISIマークまたは標準マーク)への対応が必要となっています
【BIS認証】
インドにおけるBIS認証制度は、電気製品、食品、鉄鋼製品、自動車用タイヤ、化学薬品等様々な製品に適用される規制ですが、基本的に任意のものです。ただし、公共の利益、人間、動物、植物の健康の保護、環境の安全性、不公正な取引慣行の防止、国家安全保障など、さまざまな考慮の下、中央政府によって多数の製品についてインド規格への準拠が義務付けられています。このような製品については、中央政府はQuality Control Orders: QCO(品質管理令)の発行を通じて Bureau of Indian Standards: BIS(インド規格協会)からのライセンスまたはCertificate of Conformity: CoC(適合証明書) に基づく標準マークの使用を義務付けています。
又、BIS Act 2016およびそれに基づいて制定された規則と規制に基づき、2000 年からForeign Manufacturers Certification Scheme: FMCS(外国製造業者認証スキーム) が運用されております。
FMCSのもと、インド規格に適合した製品上に、認証マークを使用するライセンスが海外製造者に対し与えられます。
申請はインド国内の製造業者、輸入業者、或いは海外の製造業者から行う必要がありますが、海外の製造業者から申請を行う場合、インド国内に存在する代理人(Nomination of Authorized Representative)の指定が必要とされます。
適合証明書の有効期限は1~2年間となり、引き続いての更新も可能となっています。更新する場合は1~5年間の更新申請が可能です。
尚、対象電気製品の例としては、エアコン、電動フードミキサー及び遠心式ジューサー、電気アイロン、電気ストーブ、電気温水器、冷蔵庫/冷凍庫等となります。
※対象品目リストは、下記URLから確認可能。
https://www.bis.gov.in/product-certification/products-under-compulsory-certification/scheme-i-mark-scheme
【CRS】
Ministry of Electronics & Information Technology: MeitY(インド電子技術省)は2012年10月3日、15のカテゴリーの電気機器を対象とした”Electronics and Information Technology Goods (Requirement for Compulsory Registration) Order, 2012″ を公示しました(フェーズ1)。
以降、新しく規制対象となる製品リストがフェーズ2、フェーズ3と段階的に追加され、現在フェーズ5まで発行されております。
Compulsory Registration Scheme: CRS(強制認証登録制度)では主に電子製品およびIT機器など強制登録品目として指定されており、例としては、ラップトップ/ノートブック/タブレットPC、電子レンジ、プリンター/プロッター、スキャナー、ACアダプター、プラズマ/LCD/LEDテレビ、LEDランプ等となります。
※対象品目リストは、下記URLから確認可能。
https://www.crsbis.in/BIS/products-bis.do
尚、製造業者(生産工場)のみが申請者となることができ、海外の製造業者(生産工場)の場合は現地代理人の指定が必要となりますが、現地代理人の条件が細かく規定されております。
登録書の有効期限は2年間となり、引き続いての更新も可能となっています。更新する場合は2~5年間の更新申請が可能です。
BIS認証、CRSともに現地認定試験所でのサンプル試験が要求されており、BIS認証については初回工場検査も実施されます。又、頻繁に対象品目が追加されている状況ですので動向には常に注意が必要です。弊社提携現地試験所及びエージェントと連携し、確実な申請サポートをさせていただきますので、申請要件、概算費用等ご不明点等ございましたら、弊社までお気軽にお問合せください。