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2025.02.10
お知らせ電気サウナバスのPSE対応について
ヒーターが◇PSE認証済であったとしても、ヒーターを組み込んだサウナバス本体での◇PSE認証取得が必要です!
この数年ですが、お客様から海外製の電気サウナバス(または電気スチームバス)を輸入販売したいが、どのような手続きが必要かとの問い合わせが定期的にあります。
まず、電気サウナバスがどのような製品構成となっているかについて、大まかにいえば、キャビンとヒーターから構成されています。
PSEの観点から見ると、サウナバス本体に組み込まれているヒーターは、「サウナバス用電熱器」として、特定電気用品(◇PSE)の対象ですし、ヒーターを組み込んだサウナバス本体自体も、「電気サウナバス」として、特定電気用品(◇PSE)の対象となります。(※ただし、それぞれ定格電圧が一〇〇ボルト以上三〇〇ボルト以下及び定格消費電力が一〇キロワット以下のものであつて、交流の電路に使用するものに限る。)
サウナを販売している業者さんの中には、◇PSE認証済のヒーターを使用しているので、そのヒーターを組み込んだサウナバス本体も◇PSE対応済と勘違いされている方も多くいるようです。
しかし、例え構成重要パーツであるヒーターが◇PSE認証済であったとしても、サウナバス本体での火災や感電等の事故を未然に防ぐ観点からも、ヒーターを組み込んだサウナバス本体での◇PSE認証取得が必要とされていますので、この点を十分ご理解ください。
サウナバスの場合、製品が大型になる場合が多いので、通常の電気製品に比べて店頭での販売のケースは少ないと考えられ、当局の試買検査の対象になるケースも少なくなると考えられますが、電熱器具ですので、火災等の事故が発生するリスクもあり、一旦事故が発生した場合は、当局より厳しく追及される可能性があります。
では、実際に電気サウナバスのPSE申請を行う場合、どの登録試験所へ問い合わせればいいかとなると、実際問題として、電熱器具のカテゴリー登録されている日本の登録検査機関の多くが、試験設備等の問題から電気サウナバスの検査は難しいようです。
ただ、試験設備や経験の問題なら、状況が変われば検査も可能になる可能性もあるので、都度各登録検査機関へ確認することが重要です。
もし、日本の登録検査機関での検査が難しい場合、中国、台湾、香港、シンガポール等にある、海外登録検査機関で受験することも選択肢の一つかと考えます。
サウナバスの場合、キャビン自体が大きなものになる可能性もあるので、サンプルの輸送費等を考慮すると、日本から海外登録検査機関へ依頼するのはハードルが上がると思いますが、選択肢がない場合はどうしようもありません。
もし電気サウナバス(または電気スチームバス)の輸入販売をご検討中でしたら、確実な申請サポートをさせていただきますので、申請要件、概算費用等ご不明点等ございましたら、弊社までお気軽にお問合せください。